あたたかな闇 【200文字】
記憶とは蓋のない箱のようなものだ。
嬉しい気持ちは軽く弾んでどこかに行っちゃうから、箱の中には残ってなくて。
悲しいとか、苦しいとか、そういった負の気持ちが代わりに重く箱の隅に転がっている。
だから、辛い思い出ばかりがすぐに蘇ってくるのだ。
布団に頭まで包りながらそう思う。
いまちょっと思い出せないのは、それが特別なことじゃないからで。
嬉しくて幸せだったことはたくさんあったもの。
「だから、わたしは負けない」
記憶とは蓋のない箱のようなものだ。
嬉しい気持ちは軽く弾んでどこかに行っちゃうから、箱の中には残ってなくて。
悲しいとか、苦しいとか、そういった負の気持ちが代わりに重く箱の隅に転がっている。
だから、辛い思い出ばかりがすぐに蘇ってくるのだ。
布団に頭まで包りながらそう思う。
いまちょっと思い出せないのは、それが特別なことじゃないからで。
嬉しくて幸せだったことはたくさんあったもの。
「だから、わたしは負けない」
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