初夢
僕はお風呂場で裸になっていた。
シャワーヘッドから出る放射線状のお湯を肩から浴びようとした時、目の前の台に何かが張り付き蠢いていた。
――ゴキブリだ。親指程の、かなりの大きさだ。
僕はゴキブリにシャワーのお湯を浴びせた。すると、ゴキブリの身体は突然縮小し、腹部から親指程の大きさでアーモンド状の黒く粘つく卵が僕目掛けて射出された。
卵は僕の胸に付着すると、カマキリの卵の様な泡が溢れ出て僕の胸を覆った。
「うわああああああああ!!!!」
僕はベッドから飛び起きた。辺りは暗く、服を着ていた。
「――ゲホゲホ! ゲホ!! ――風邪の時に見る夢って、マジで変な夢なんだな……」
1/2の、今朝の出来事です。