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父は姉で姉は可愛い

何となく朝起きて書きたくなったので書き始めました。

続けられたらいいなと思いますが、初めて書くので

拙いですが大目に見てください。

「お父さんこっちこっち」

「ちょっと待って!はぁはぁ、、、ボクは体力無いんだって」

王都にある魔法学園の入学式に参加するため

ボクとリルは王都までやってきた。

入学するは娘のルリのはずだったんだけど。。。

何故か僕まで入学する事に。。。

なんでこうなったんだろ。。。

_______________________________

----3年前----

「お父さん今日も研究?具合良くないんでしょ?

お願いだから無理しないでよ」

心配そうに娘のルリが扉から少しだけ顔をだしこちらを見ている。

「ゴホッ、ああ大丈夫だよ。

まだルリを残して死ぬ訳にはいかないからね」

できるだけの笑顔を作りルリに振り向きながら僕は答えた。

「今年でルリも5歳か!いつもお手伝いしてくれて助かってるよ」

残された時間と2人で過ごした時間を思いながら僕は言った。

「うん!ご飯が出来たから一緒に食べよう!」

ルリが作ってくれたスープの匂いがふわっと扉の向こうから漂い、

僕の空腹を刺激した。

「そうだね。今行くよ!」

作りかけの薬と、調べかけの古書を机に置き僕はルリと共にご飯を食べることにした。

---回想---

ルリは魔法使いの僕とプリーストで妻のラトアとの間に出来た一人娘だ。


ラトアとは小さい頃から幼なじみでそのまま冒険者になり、

同じパーティーを組んでやがて結婚した。

多分それなりに実績はある方だと思う。


やがてラトアの妊娠をきっかけに引退。

静かな郊外の村でスローライフを満喫していた。


だかルリが3歳を迎えたある朝の事だ。

村が3体の魔族の襲撃にあった。


僕とラトアで必死に戦い、撃退には成功したが

魔族が持ち込んだ邪神像の呪いが発動し

僕ら家族は呪われてしまった。


ラトアによれば呪いの効果は

寿命及び生命力の低下

とこ事だ。。。


ルリはまだ小さくみるみるうちに昏睡状態に

陥った。。。


ラトアはある決断を下した。。。

ルリの呪いを自分に移し、自らの命を削ることを。。。

もちろん僕は止めた!娘も妻も愛していたから!


でも最後にラトアは僕に言った。

「後は任せたわ!

私は見ることは叶わないけど

あなたが必ずルリを立派に

成人するまで面倒みるのよ!

それまでこっちにきちゃだめだからね!」


そしてラトアはプリーストの秘術を使い

ルリにかかった呪いを自分に移した。


ルリの呼吸も落ち着き容態が安定したのを見届け

ラトアは静かに息を引き取った。


僕はただただ泣いた。。。


ラトアに託された思い

大切な人を守れぬ弱さ

もう二度とラトアとは話せない事

目が覚めてラトアを求めるであろうルリ

これからの事。これまでの事

全てに思いを馳せながら。。。


僕はまず自分呪いを解いて

生きなくちゃいけない。

余命は後3年!

3年のうちに必ず呪いをといてみせる!

必ずだ!

--------------

そこから半年後


「やっとだ!やっと薬が完成した!!!」

「間に合った!

良かった!

これでルリを1人にしないで済む!!」

僕が調べ発見した呪いを解く方法。

それは時戻しの秘薬の作成だった!


そこに何かしらの神の祝福を混ぜることで

呪いを解き寿命を回復させることが出来ることを発見したのだ!


僕は呪いによる疲労と完成の興奮により、最後の確認を怠った。。。

僕が手に入れた神の祝福は処女神の欠片であり、

その神は女性にしか祝福を与えない神であることを。。。


「さあ!飲むぞ!」

ぐびっ!薬を1口で飲みきった!

「体が暑い!呪いが解けていくのを感じる!」

僕は自分の変化を感じながら歓喜した!

「ん!何かがおかしい!視界が。。。低く!?ぐはっ」

体が小さくなるのと同時に体の中が作り替えられているような

気持ち悪さを感じた。


「はぁはぁ やっと収まった。。。ん!?」

僕が男であったことで呪いと祝福が混ざり会い僕の姿は

娘のルリとそっくりな少女の姿に変わっていた!?


「そんなばかな!って声まで少女かよ!」

ボクは動揺した。。。確かに寿命の減少は感じない

「お父さん大丈夫!!ってえええええ!!!!」

ルリが走ってやって来てボクを見て驚きの声を上げるのが聞こえた。

「大丈夫じゃない気がする。どうしよう。。。」

動揺したままルリに、声をかける僕は父親としての威厳も何も

感じない頼りない声だった。

「うん♪可愛いから問題ないよ♪

私兄弟いなかったからお姉ちゃんが出来たみたいで嬉しいよ!」

なんだか嬉しそうに弾んだ声でルリが飛び跳ねた。

「まあ。。。とりあえずすぐ寿命で死ぬことはなくなったしまあいいか」

ボクは自分に言い聞かせるように無理やり納得する事にした。

「じゃあお父さんの服を買いに行こうよ!

あとお父さんには見えないしお姉ちゃんって呼ぶね♪」

「うえぇ!?ちょ」

ルリの満開の笑顔に嫌という暇もなく押し切られた結果どうやら決定事項になったらしい。。。

なんかルリがテンションが高すぎていつもと違う!

「元々お父さん童顔だったし、きっとそんな変わらないよ!

ふふっすごく可愛くなったけどね!」

「嬉しくない!全然嬉しくない!!うーん。。。とりあえず買い物もそうだけどこんな姿のまま出かけたら、誘拐してくれって言ってるみたいなもんだからまずは能力の確認からさせてくれ 」

「アナライズ」

ボクは自分の魔力やスキル各能力がどうなっているのか

確認のため魔法を発動させた。


ボク

レベル 52

メイン 魔法使い

サブ 錬金術師 剣士

生命力 1000

マナ 5000

体力 3

魔法: 火炎魔法 重力魔法 探知魔法 氷魔法 時魔法 生活魔法

スキル: 魔法剣 錬金術 料理

状態:異常なし


うん!体力ない!!

すごく無い!!3歳児並みだわ!!!

そして状態状態が。。。異常なし!?

終わった。。。ボクはこのままな事が確定してしまった。

「どうだった?もしかして私よりも弱くなってた?」

ルリがワクワクと心配と半々な感じで聞いてきた。

「じゃあ比べてみようか。アナライズ」


ルリ

レベル 1

メイン 無し

サブ 無し

生命力 20

マナ 30

体力 10

魔法:生活魔法

スキル:料理


「うん。体力ホント無いね。重い荷物は持ってあげるね♡」

嬉しそうなルリがボクに言った。

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