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「転生者だよ」



思わず固まる

自分から暴露してくれるとは、助かった

「リオラ」

シノアが私をじっと見つめる

「私も、同じだよ。いつから気づいてたの?」

「さっき」

そういって、真剣な顔から一転

顔をくしゃっとして笑ったシノア

「私、ちゃーんと気づいてたよ。

団長って聞いたとき、え?って顔してるリオラに」

思わず吹き出すところだった~なんて言いながら

歩き出す

それから、いつもでは考えられないくらいの

ゆっっっくりしたスピードで家へ向かいながら

お互いに前世のことを話し合った



シノアは、私と同じ19歳で

流行っていた感染症+ただの風邪を拗らせた結果

病院のベッドの上で息絶えたとか

専門学校に通う予定だったのに

1度も学校に足を踏み入れることなく

同級生に会うこともなく

家族に見守られながら亡くなったとか


「ほんとついてないよね、完結まで見届けたい

漫画とか、まだ沢山あったのに」

「あー、めっちゃ分かる」

「ちなみに、お茶会で昔の魔法騎士団団長に

会ったっていうのは本当だよ。娘の話も」


道理で、やけにリアルだと思った

そういえば

「シノアはいつから記憶があるの?」

「3歳くらいかな、今弟がいるんだけど、

弟が生まれた時に何か思い出した」

「私も弟生まれた時に思い出したよ

もしかしたらそれが鍵なのかな」

弟が生まれたら思い出す仕組みなのかな

でもそうなるとローザリアは

何で記憶がある?弟とかいたっけ?


「ローザリアは、たしか2歳の時に

弟が出来るよね、義理の。普通そういう場合

攻略対象として出てきそうなのに

全く登場しなかったから、逆に覚えてる」


「え、そうなんだ。私正直記憶がなくて」


そういうと、シノアは何かに

納得したかのようにうなずいた


「だからかぁ」

「え、なに?」

「私ははまってたから、結構記憶があるんだけど

リオラってネタバレとか嫌う派?」

「大丈夫派。っていうかこの状態でネタバレは

必須でしょう?」


シノアが、そりゃそうだって呟いて大爆笑する

ゲラか






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