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私の名前はリオラ=エマ

リオラが名前でエマが名字

そして前世の記憶がある転生者だ



前世の私は結構オタクだった

でもめちゃくちゃ仲の良い友達以外の

普通に仲の良い学校内での友達とか

ただのクラスメートとか

そんぐらいの関係の人には普通の子と

思われていたと思う

まぁ、外と内を使い分けてるオタク

だいたいグロい、怖い以外の漫画・アニメなら

何でも見れたし、百合・BLも普通に読む

夢女子では無かったけれど、嫌悪も無かった

夢女子の友達も多かったしね

乙女ゲーム好きな親友にすんごくお勧めされて

一回だけやったことがある乙女ゲーム

それが「ラブスクール」

ヒロインの名前:リオラ=エマ

そう、今私が生きている世界

私は、乙女ゲームのヒロインだ



「ラブスクール」の内容は

簡単に説明するとこうなる

魔力に恵まれた平民の主人公が

実力主義の学園とはいえ平民が入学することは

ほとんどないロードビオラ学園に入学し

色々な困難を乗りこえイケメンと

結ばれるという話

ザ・王道

転生ものの小説や漫画も

もちろん読みまくってた私

すぐに内容を把握した

正直ゲーム、結構昔にやったから

内容あまり覚えてないんだよね

どっちかっていうと小説、漫画の

知識の方が役に立つわ

とりあえず、私が今置かれている状況

そして前世の記憶を整理しよう



前世の私、19歳で死にました

大学生になって半年くらいの時期

とある感染症が流行り、ほとんど大学にもいけず

さぁ、やっと感染症のワクチンできたよ

これからだよって時期

あと1年で、念願のお酒も解禁され

免許も取り、楽しみしか無かったのに

バイトに行く途中に飲酒運転の車にどーん


「ふっざけるな!!!」


思わず叫んでしまう

いかんいかん、姉弟の目が覚めてしまう

そっと隣を見ると4人とも目は覚ましていない模様

危ない、気を付けなきゃ

そもそも私は1歳のとき、ひとつしたの弟を

目にしたであろう瞬間に、一気に覚醒した

1歳だったから、よくある婚約者の前で

倒れるとかいうことも、奇声を上げて家族に

心配されることもなく、ただただ呆然とした

そして6歳までの5年間は受け入れられなかった

前世での家族との仲は普通に良好

オタク友達もたくさんいたし、少ししか

通うことのなかった大学も

皆優しくて、今後が楽しみだった

バイト先にも恵まれて、すべてが良好だった

でも、いつまでも引きずっていても

しょうがない

悲しいけれど、寂しいけれど

あの時に戻りたいけれど…

こっちの世界にはこっちの優しい家族がいて

守るべき弟と妹がいて

私のやるべきこともたくさんあって

願わくば、私の過去になった世界での

家族や友達が、元気に過ごしていることを信じて

前を向くことを決めた



リオラ=エマ。現在15歳。5人姉弟の長女

父は6年前に5人目の子供が生まれた次の日

魔物にやられそうになっていた子供を

助け、亡くなった。とても、とても強くて

優しくて、かっこいい父親だった。最後まで

それまで、特別裕福では無いけれど、幸せに

普通に暮らしていた一家は、一気に落ち込んだ

大黒柱の父が無くなって、家族を養うために

落ち込む暇もなく働いた母は

2年後に病気で寝込むようになった

私が、私が家族を守らなきゃ

幸い、前世を受け入れられた6歳から

私は魔法を極め始めており

7歳でギルドに登録し、父に教わりながら

お金も稼ぎ始めていた

ちょっと稼がなきゃいけない額が

小遣い程度から一家を支える額に

変更になっただけ

それに、一人じゃない

姉弟たちは、とても良い子に育ってくれている

ひとつしたの弟リヒトなんて、本当に頼りになる

たまにどっちが年上か分からなくなるレベルで

今日もそんな弟と一緒に、家と母のことを

次女12歳のリーナ、次男10歳のリドハ

3男6歳のリージェに任せ

稼ぎに出かける




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