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守る為の強さ
そういえばあの方の調子はどうだ?
兵士の間、特に上層部では聞かない日はないこの質問に「ああ。変わりはないよ。」
特に怪我もなく、王室でぬいぐるみやらクレヨンを散らかしていた小さな天使を思い浮かべた。
今日は僕が面倒を見る日だ。
カールは安心したのか自分の隊の稽古をつける為、つむじ風のごとく去っていった。
騎士団には城を守る他にもう一つ重要な任務がある。
それは我がシュトルツ城預かりの幼女エンゲル・ローゼを守ることだ。
シュトルツ城ーその名を体現したが如く、誇り高くそびえる様はどんな敵の足をもすくませる。
30万の兵が昼夜問わず警備し続ける鉄壁の要塞なら任せられると国王直々に仰せつかったのだ。