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能力

「ア、アサシン……!」


穂乃華はしばらく、タブレットを置き頭を抱え悩んだ。別に体に変化はない。いつも通り……の体ではないが、別に視界が低くなっただけで他の変化はなかった。


穂乃華はタブレットを操作し、ステータスの続きを見る。すると、次は職業スキルと表示された。


「職業スキル?【私、ナイフより重いものは持てなーい♪(装備できなーい♪)】【ごっこ遊び(暗殺者)】【ままごと】【夜ってテンション上がるよね!】【私、イタズラ(不意打ち)は得意だもん♪】【私、人見知りです……】【かけっこは得意です!】……何これ」


職業スキルの名称を一つ一つ言うたびに穂乃華のトーンが下がった。理解が追いついてないようだ。


各職業スキルには詳細の所があるので、それぞれの職業スキルの説明を見る。


【私、ナイフより重いものは持てなーい♪(装備できなーい♪)】……ナイフより重い武器は装備できない。


【ごっこ遊び(暗殺者)】……暗殺者に必須能力に補正がつく。

[以下の能力に補正が付きます]

・鍵あけ

・気配探知

・気配遮断

・パルクール

・罠察知

・催眠

・破壊工作


【ままごと】……設定さえあれば、誰にでもなる事ができる。


【夜ってテンション上がるよね!】……夜になるとステータスが上昇する。


【私、イタズラ(不意打ち)は得意だもん♪】……敵に気づかれていない状態での攻撃が上昇する。


【私、人見知りです……】……敵に気づかれた場合、ステータスが減少する。


【かけっこは得意です!】……敵に気づかれた数秒間のみ素早さが上昇する。


穂乃華はこの先が不安で仕方がなかった。


「他には何かないかな……?」


タブレットをいじる。すると、ホームにステータスと表示されているアプリの他にストアやヒントやメモやカメラや録音と表示されているアプリがあった。


さっそく、穂乃華はストアを開けた。そこには、一週間分の食力やテントや虫除けスプレーなどの生活に使えるものや服や本や漫画や武器などが売っていた。


残高は千五百円だった。一週間分の食料で千円で虫除けスプレーで五百円で購入する事ができる。が、ナイフが千五百円なのだ。丸腰のままよりかはマシだろうと、数分考えた結果購入した。


すると、穂乃華の真上で物音がした。上を見ると、空間が歪みそこからはダンボールが現れゆっくりと、降りていき穂乃華の目の前で止まった。


中身はナイフとナイフケースだ。サバイバルナイフで自身を守る他にも使えそうだ。


タブレットを入れてあるウェストバックの向い側にナイフケースを付けナイフを入れる。上にボロいレインコートの様なものを羽織っているので、見た目だけではナイフを持っているとは見えず、暗殺者として第一歩を踏み出した事に対して、半分嬉しく半分悲しい穂乃華だった。



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