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第37話

 先に謝っておきます。

 ふざけてすみません(;^ω^)


 それと14日の甲子園第3試合ご覧になった方いらっしゃいますかね。

 自分鳥肌立っちゃいましたよ。

 王都を目指して早数年。

 嘘です。本日5日目。もうそろそろ着きます。


 それにしても久々のお好み焼きうまかったなぁ。

 オコノーミおっちゃんには紹介状渡しといたし、頑張ってくれるだろう。

 あー、烏賊・海老入りのお好み焼き食いて~。

 あ、マヨかけるの忘れてた・・・・ナンテコッタパンナコッタ;つД`)


 つか、おっちゃんの名前オコノーミとか吃驚したわ。

 ばりばりお好み焼きを作る為に生まれて来たような名前なんだもんな。

 てか、別れ際におっちゃんにユニークスキル「お好み道」ってのがあったけど、神様何かしたでしょ?


 (・・・・・・・(∀`*ゞ)テヘッ)

 (美味い物、それは正義ジャスティスだよ!!)


 結構アンタ等自由なのね?


 その事は一旦置いといて、

 「戻ったら早速お好み焼きを作らなきゃな。」


 魚介を仕入れなきゃならんし、ソースやマヨの量産に、卵に小麦粉、あぁめんどくせぇぇぇ!

 俺は楽して食いたいんだ!!と言う事で帰ったらラムト君に仕入れとかの計算任せよっと。

 主の為だ、頑張ってもらおう。


 

 「アシュラード様、確かにオコノミ焼きは美味しかったですが、今は王都での対応についてちゃんと考えて下さい。」


 マリウス君、そんな細かいと女性にモテないよ?

 あ、俺より全然モテるんだったね?

 ナンデモナイデス。ウマレテキテゴメンナサイ。


 「主ぃ、主の不手際でラルフ様に何かあったら只じゃ置かねぇからな?」


 あれ~?確か君の主は僕の筈だよね?

 何故に、ラルフ>主 ナンデショウカネ?


 「そりゃあ威厳が違いますからねぇ。立ち振る舞いってので一目瞭然でさぁ。」


 よし、マックス馬を降りろ。

 ちょっくら絞めてやる。


 「アッシュ。それにマックスも徒にアッシュをおちょくっちゃ駄目だよ?」


 「へーい」


 父上、こやつに天誅したいとです。

 

 「却下」


 最近皆が冷たいとです。アッシュです。アッシュです。アッシュです。

 等と和気藹々(?)と進んでいると、カゲゾウがストップを掛けました。


 「この先に複数の反応が有ります。道の両翼に留まって動かないことから盗賊の可能性もあります。数は大体20程でしょうか」


 またですか?

 

 「坊ちゃんは本当に盗賊にご縁がありますねぇ?」


 おい、マックス今その後に「女性には縁がないのに」的なニュアンスを感じたのは俺の気のせいかな?


 「ぴーぴゅいー」


 下手な口笛吹きやがって。

 覚えてろ。後で絶対仕返ししてやる。

 女性に年齢を尋ねるのがタブーなように彼女のいない男性に安易な女性ネタはNGでっせ?


 「ゴホンッ!!まだ盗賊と決まった訳じゃないからね?油断は禁物だけどこっちも荒事には自信がある。だから警戒を怠らずにこのまま進むよ?」


 『了解』


 見事に兵士の皆さんが戦闘モードへ移行したようです。

 盗賊さん(仮)よ。安らかに眠り給え(-人-)

 そんな訳でして我々は警戒を強め進みます。

 私の気配探知にも引っ掛かりました。

 道の両翼、しかも道の脇ではなくそこそこ離れた場所に固まってます。

 こりゃ確定っぽいです。

 準備しときましょうか。面倒ですけど。


 「向こうが仕掛けて来たら即応戦ってことで良いんですよね?」


 「ああ、あくまでも迎撃と言う形にしたいんだ。」


 ん?何故デスカァ?

 僕ちゃんワカリマセーン。


 「男爵家の今の立場を考えた上での判断です。」


 むむ、マリウス君ちゃんと判ってるって顔だね?

 ならば説明プリーズ。


 「男爵家は今小さいながらもラスカル王子派という国内で第3の派閥に所属しています。」


 うんうん、そうだね。


 「で、他の2派閥からしてみればこの派閥は邪魔と言うのは分かりますね?」


 OKですぜ!


 「で、この派閥を崩すには大きく2つの手段があります。1つ目はラスカル王子の排除。」


 過激DEATHネー

 でもこれは


 「はい、今の段階ではこれを成したとして、どちらの派閥にとっても悪い噂が流れるでしょうから迂闊には実行しないでしょう。」


 疑いの目が向きますもんね~。

 それに仮にも一国の王子を暗殺なんてハイリスクを負いたがるとは思えませんしね。


 「2つ目が、ラスカル王子派閥の基盤を崩す、ですかね。ラスカル王子は城下の民の評判も決して悪くありません。王子本人の悪評を民に流すのは愚策でしょう。となると狙うのは」


 「王子派で名の売れているアドバンス男爵家うちかぁ」


 マリウスが目で頷く。

 そしてその続きをカゲゾウが受け持ちます。

 ないすこんびねいしょん!


 「現在、ご領主様はラルフ殿の件で国王から召喚されているお立場です。しかし、そんな事民は当然知りません。万が一先にいる集団が盗賊ではなかった場合、先に我々が攻撃を仕掛けたらそれは大きな問題となります。そして、その情報が王都に伝わり、更に国王に召喚されたとあっては、ご領主様が問題を起こして召喚を受けたと世間が誤解しかねません。今はその様な危険をなるべく避けたいのです。」


 成る程ね~。

 あくまで僕らは襲われたから迎撃しただけだよー。

 ちゃんとそこら辺は確認してるよ~ってことを示したいのね?


 う~む、やっぱり貴族って面倒だな。

 オルトーに次期当主押し付けゲフンゲフン譲ろうかな?


 「アッシュ何考えてるか丸分かりだよ?可愛い可愛い弟に重責を背負わせるのかい?」


 父上鋭過ぎぃ。

 でも確かにそんな事したらオルトーに「あにうえ、きりゃい!」宣言されてしまうかもしれないな。

 いかんぞ!俺のHPが0になってしまう。

 

 「いえ、そんな滅相もない!」


 「だったら頑張るんだよ?」


 「はい!」


 あれ?よくよく考えてみるとその重責を俺が背負うのは良いってことか?

 ちょっと、父上!露骨に目を逸らさないで下さいって!


 「いやぁ、アッシュなら大丈夫そうかなぁって、僕よりも全然上手く立ち回れそうだし。」


 それは私が凄いんじゃなくて、部下達がずば抜けて優秀だからですよ?

 

 「そういう部分も含めてってことだよ。」


 どう言う意味?

 どの部分ですか?

 もうちょっと具体的にお願いします。


 「アシュラード様もうすぐです。切り替えて下さい。」


 え?あ、ホントだ。気を抜きすぎたかな?

 そいじゃ、敵さんのど真ん中ぶち抜いて行きましょう。

 おっと、その前に


 「ラルフ、もし襲ってくる奴が居ても殺しちゃ駄目だよ?今回は捕まえるだけだからね?」


 ラルフに変な疑い持たれるのも避けたいしね。

 

 (分かった、だから、撫でる)


 この甘えんぼさんめ!

 まぁ、好きだから全然ウェルカムですけどね。

 気分は動物大好きなおじさんが如く、よーしよしよしよし!


 プルプル


 なんだいモッチー、君もか?

 仕方ないなぁ、全く以て仕方ない。

 決して内心大喜び万歳なんかしてませんからね?


 そんな2人(?)とじゃれていると、気配が動いた。

 陰から続々と出て来ます。

 ふざけおって。

 この至福の時を邪魔するとは、天が許してもこの僕ちゃんがぜぇぇったいにゆるさんのだぁぁぁぁ!!


 「じゃあまず、僕が防ぎますんで皆は迎撃よろしく!むふー」


 「アシュラード様なんか怒ってませんかね?」


 「ありゃ、モッチーやラルフとの時間邪魔されて機嫌悪いんだろ?」


 「理不尽だな」


 「ああ、襲ってくる奴等可哀想に」


 そこ!聞こえてますからね!?

 気を抜き過ぎですよ、全く。

 それにしても盗賊になる位なら冒険者にでもなってろっつーの!!

 ホント迷惑千万、切り捨て御免な気分です。

 かなり痛い目に遭ってもらいましょうかね?

 引き付けて引き付けて、 


 「ちょっと痛い目みてくれやああああ」


 何を仰る。てめぇがみてろや!!


 「坊ちゃん!まだですかい!?」


 「空間指定、使用魔力・・・・行きます!見えない壁は此処に有りぃぃぃぃぃ!!」


 男爵系一行の周囲を空間魔法で覆います。

 するとあら不思議。見えない障壁の出来上がり。

 無論、魔法発動のエフェクトとかないんで、魔力を視認できる人じゃなきゃ分かんない筈です。

 ま、見えてようがギリギリまで引き付けたんでどうしようもないとは思いますがね。


 「うらぁぁぁぁ!」「きぇぇぇぇぇ」


 等と武器を振るおうとしてます。

 さぁ、思いっ切り振っておくれ?


 ぎぃぃぃぃぃん!


 見事に盗賊の振るった剣や槍が見えない壁に弾かれます。

 

 「なっ!」「いでぇぇぇぇ!!」


 ナイスなリアクション誠にありがとうございます。

 何にしろこれで正当防衛が成り立ちますわ。

 盗賊から身を守るのに正当防衛っておかしい気がするけどそれはまぁ気にしないでおこう。


 「そいじゃあ、行きますよ?結界解除!!」


 「総員迎撃せよ!!」


 僕ちゃんと父上の声を合図に男爵家うちのターンです。

 汚物は消毒と言わんばかりに迎え撃ちます。


 「な、なんだよこれ!?こんなの聞いてねえぞ!!」


 ん?あそこの男気になるな。

 あ、決して男色的な意味じゃございませんからね?

 

 「カゲゾウ、モッチーと一緒にあの男捕まえてくれ。何か知ってそうだ。」


 「御意」

 プルプル!

 

 そんで僕ちゃんは逃げようとしてる奴をゲッチュしましょうかね。

 本当は見てるだけのつもりだったけど、逃がすのは癪に障るので。

 人を襲っておいて逃げようとは虫が良過ぎると思わんかね?

 僕ちゃん殴られたら蹴り返せな人間ですので、容赦は致しません。


 「泥門!」


 まずは、泥沼を造りましょう。

 よし、泥の準備完了。

 では、


 「孤独な泥人形デイダラボッチ!!」


 高さ4m程の人を模った泥の塊を作成。

 当然、盗賊達は吃驚仰天。


 「やっぱり坊ちゃんの魔法は頭おかしいっすわ」


 こら!それって俺の頭おかしいみたいに聞こえるだろ!!

 何で他の皆もひそひそしてるんだよ!

 今戦闘中ですよ!?


 あ、ぼっちさんを攻撃してる奴もいますが、無駄ですよ?

 只の泥なんですから。

 それに泥と僕ちゃんのMPがなくならない限りは再生しますから悪しからず。


 では、手を高く掲げ、行きます!


 「静まり給え!!」


 そのキーワードを合図に泥人形が倒れ込んできます。

 

 「ちょっ!!アッシュ!!」


 父上落ち着いて下さいって。

 大丈夫ですから。


 「もう一回、見えない壁は(以下略」

 結界ちゃんと張りますから。

 ちゃんと範囲内に兵士達がいるのも確認してますし、その中の盗賊達が無力化されているのも見てます。


 結界の外の盗賊達は見事に倒れ込んで来た泥人形ぼっちさんに呑み込まれました。

 まぁ、元ネタの如く死にゃあしないでしょうよ。


 「アッシュ?何をやってるのかな?」


 うげ、父上が静かに怒ってらっしゃる。

 許してちょんまげ。


 「アシュラード様、危うく私も泥に呑み込まれるところでした。」


 あ、カゲゾウ君ごめんよ?

 

 プルプルプル!!


 モッチーごめんって。

 このとーり私が悪うござんした<m(__)m>


 プール、プイッ!


 そんなぁ、許してくれぇ。

 


 「まぁ、被害がなかったから今回は大目に見るけど、とりあえず反省はしっかりしておくように。良いね?」


 「はい、父上。申し訳ありませんでした。」


 「で、カゲゾウの足元に転がってるのは?」


 「はい、アシュラード様が捕縛をと仰ったので捕えて参りました。」


 そうだな、コイツを、おっと、その前に


 「父上、生きてる奴縛り上げますけど、死体はどうしますか?」


 10歳児の台詞じゃないことは重々承知です。

 でも、私がやらなきゃならんのです。

 何故かって?僕がこの中で一番魔法が得意だからです。

 

 「そうだね・・・一応確認の為に埋めるのは待ってくれるかい?」


 「分かりました。では、」


 気配探知でまず生き残った奴等の数、そしてその位置を把握。


 「マッドジェイル!!・・・・・・そんでもって、ハードフィックス!」


 ふいー

 捕縛OKっと。

 そいで次は死体を集めにゃな。


 「アースウェーブ」


 すると死体の周囲の地面が波を打ち死体を運んで来てくれます。

 見た目は大分ホラーです。

 泥まみれではあれなので、


 「ウォーターウォッシュ」


 死体を水洗い。

 中々エグイ表現ですな。

 吐いたりはしませんよ?

 幼児の頃ゴブリンを殺した時に吐き尽くしましたからね。


 これで、終わりかな? 

 と思った瞬間、ラルフが突然俺の目の前に飛び出した。


 「BAW!!」


 短い咆哮と共に雷光が走った。

 その直後バリン!と何かが割れる音が聞えた。 

 すぐさまカゲゾウとマサが動き出し、雷光の向かった先へと走って行く。

 何があったんだ?

 私、恥ずかしながら全く以てちんぷんかんぷん状態 

 なので直接聴いてみます。


 「急にどうした?」

 

 (主、狙われた)


 え、狙うって命的なものをですか?

 それも僕ちゃんの?

 WHY?


 「全員、警戒態勢を維持するように!」


 『はっ!!』


 父上の号令に護衛達が気を引き締める。

 今、魔力殆ど残ってないから守ってくれ~頼んだ~



 ◇◇◇



 結局、その後は何もなかった。

 カゲゾウとマサも戻って来たがどうやら逃げられたらしい。

 この2人から逃げ切れるって結構ヤバくないっすかね?

 そんな相手に狙われるとか本気で勘弁してほしい。


 それにしてもラルフ君お手柄だよ!!

 そんな君には味付き乾燥肉を贈呈しよう。

 この乾燥肉、試行品で焼き肉のタレ味でまだ完成はしてません。

 それでもかなり理想には近づけている一品で、現状でさえ領内の男共にとっては垂涎の的だ。


 (主、ありがとう、おいしい)


 はぐはぐ噛みながら尻尾をブンブン振るラルフにはとても癒されます。

 なんか、マックスが羨ましそうに見てるがお前にはぜぇぇったいにやらんのです!


 で、とりあえずはこのまま王都に向かおうと言う事になりました。

 まぁ、もう目前ですからね。

 そんじゃ、盗賊を引き連れていざ王都へ!!




 〇 シルフェウス王国周辺にて 〇




 その人間は突然木の陰から現れた。

 そこにはその者以外人はいない。

 そこは森の中だから当たり前と言えば当たり前なのだが。

 そして懐から魔道具を取り出しスイッチを押す。

 電話のコール音のようなものが何回か続いた後、その魔道具から男の声がした。


 「お前か、結果は?」


 「失敗です。申し訳御座いません。」


 どちらも端的な言葉でそこに感情はない。


 「そうか、任務は続行できそうか?」


 「非常に困難かと、警戒も強まるでしょうし」


 仮にも部下であるとは思えない投げ槍な言葉に男は苛つきを覚えたのか


 「ふん、役立たずが!ならば一度帰還せよ。」


 と強い声で言い放つ。

 そして、魔道具の光が消えた。

 恐らく通信を切ったのだろう。


 「御意」


 その声は誰にも聞こえることは無く、声の主も気付けばその場から消えていた。





 はいロードショーの影響です。間違いないデス。

 泥→デイ

 人形→doll→ダラ

 孤独→ボッチ


 と無理矢理ダジャレで置き換えました。

 因みに誰得情報ですが、うまひは「も〇〇け姫」が一番ジブリの中で好きです。

 それ以外だと「〇を澄ませば」や「猫の〇返し」辺りでしょうか。


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