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第19話

 お悩み中です。



 父上がフロンテルムを発った翌日、もう着いたかな等と考えながら政務に励んでいます。

 カゲゾウ、マリウスは真面目にやっている。

 キルトは・・・もう舟漕いでやがる。ここまで極端だといっそ清々しいな。


 それにしてもマリウス君を見てて思う。

 ホントこの子天才だわ。書類の処理スピードがホントに中身ちゃんと読んでるの?ってぐらい速い。

 他にも例えばモーイ。彼は領地に来てすぐモーイの連作障害の危険性に自分で行き着き、その対策として畑を休ませることを提案してきたのだ。これにはお世辞抜きに助かった。

 このおかげでアドバンス領は今もモーイの生産を続けられている。


 俺?勿論連作障害なんて気に掛けたこともなかったよ。

 転生チートとかってやっぱり知識ある方が楽そうですよね。

 俺にそんな知識は一切ございません。だから、部下達に頑張ってもらいましょう。

 無責任じゃないよ?適材適所って言うんだよ?

 


 何か話がいつも逸れるな。

 それで、マリウスだけど農業系の生産スキル持ってる訳でもないのにこの手腕。

 賢政スキルもどうやらかなりぶっ飛んだチートスキルなのかもしれない。

 良い人材ゲットできて私もウハウハですな。


 そのマリウス君ですがこれまた美少年に育ってます。

 ご令嬢達が発狂するんじゃないかってくらいで、儚げな雰囲気と一見冷たく見える表情のコンボで領内の子女からおばさままで人気高いです。

 言い寄ろうとするアクティブなレディもいるようだけど、全て「僕の全てはアシュラード様の為に有りますので」という返事で多くの女性を一刀両断している。一部の醗酵女性達が狂喜するような発言は控えて欲しいが、本人も真面目に言っているようなので処置しようがない現状です。


 それにしても俺何時、こんなにマリウスの評価爆上げしたんだろう?分からん。



 そして書類との格闘に一段落つけ、カゲゾウ、マリウス、キルトを連れ領内を見回りしている。

 ライゼンは今日はお休みだ。本人は大丈夫だと言うが休める時には休んでおかないとね。

 因みにうちの領では文官・武官共に週に1日休日を設けている。

 週休2日は流石に領政に支障が出るので無理でした。


 「う~ん、平和だねぇ~。」

 父上が領地を離れてからこれと言った問題は起きていない。

 つまり、領主のいるいないに拘わらずフロンテルムは上手く回っていると言う事だ。

 GOOD!!


 「そうですね。やはり冒険者・商人ギルドの支部設立を断ったのが大きかったですね。」

 カゲゾウの言葉にマリウスも頷いている。

 キルトはどうでもいいと言った顔で黙ったままだ。


 「誘いはまだ続いてるんだけどね。ホント、皆自分の欲望に忠実で困るよね?」

 俺の皮肉に2人も苦笑する。

 こら!キルト君退屈だからって欠伸しないの!


 そうこうしているうちに屋敷に戻って来ると、人影を見つけた。

 あれは、

 「ブランドさん?」

 何をしてるんだろう?


 ふと顔の向きから視線の先を見ると其処にはエリーとヘレーヌの2人がいた。

 ブランドさんが俺達に気付いた様子はない。

 

 「こんにちは、ブランドさん。」

 声を掛けると流石に気付いたようだ。


 「うお、こ、こんにちはアシュラード様、カゲゾウさん。マリウスにキルトもいたのか。」

 少し慌てている。

 これはもしや・・・・・


 ブランドさんに手招きのジェスチャーをして3人から少し離れる。

 「あのぉ、付かぬことをお聞きしますが、もしかしてブランドさん、」

 そう言って女性2人の方に視線を向ける。

 ブランドさんは少し顔を赤くして俺の無粋な質問に答えてくれた。


 「ばれちまいましたか。いやはや、お恥ずかしい限りで。」

 普段の大人の魅力溢れる感じとは違い、少年のように照れながら笑みを浮かべる姿はいつもと違った意味で魅力的に映る。


 「一応2人ともうちの侍女なんで確認だけさせて下さい。どちらですか?」

 侍女というのはその家の情報に精通した存在だ。

 だからこそ、その女性が付き合う異性には多かれ少なかれ調査の手が入る。


 「・・・・・・へ、ヘレーヌさんです。」


 やっぱりヘレーヌの方だったか。

 まぁ、普通に美人だもんな。それに圧倒的母性。恐らく母性力20万は堅い。

 別にエリーが魅力ないっていう訳じゃないよ。

 彼女だって陰にファンクラブがあるくらいだからね。勿論、非公認の。


 でもそっかぁ、まさかへレーヌがブランドさんを陥落させるとは。


 「ヘレーヌと直接面識はあるんですか?」


 「はい、一応、彼女がラムトの迎えに来た時に少し話を。」


 なるほど。ただ、


 「彼女は一筋縄じゃいきませんよ?」


 そう、美人な彼女は此処に来てから何人もの男達からアプローチを受けていた。

 しかし、どれもやんわりとそしてしっかりとお断りされていた。

 恐らく、亡くなった旦那さんに操を立てているのだろう。

 何よりラムトの存在もある。

 はっきり言ってかなりブランドさんの分は悪い。


 「別に一緒になれなくても構いませんよ。あの人が笑っていられれば俺はそれで良いんすよ。」


 なにこのイケメン!!!

 臭いセリフもイケメンが憂い顔で言うと威力たけぇな。

 ただその言葉に嘘は無いように見える。


 はぁ、しょうがない。

 あんまりこういうことはよろしくないんだけど。


 「ヘレーヌ!ちょっとこっち来てくれる?」

 大きな声で彼女を呼ぶ。

 彼女も気付いたようで、こちらに駆けて来る。

 ブランドさんはギョッとしているが逃がさない。


 「ヘレーヌ、知ってると思うけどこちら元冒険者のブランドさん。」


 「あ、はい。ラムトがお世話になって。」


 「いえいえいえいえ。」

 おっさんテンパり過ぎだぞ。


 「ヘレーヌ、そろそろラムトを本格的に俺の部下として育てたいと思っている。」


 その言葉にヘレーヌは緊張の色を隠せない。

 当然だ、ラムトはたった1人の最愛の家族なのだから。


 「あ、そんな身構えなくて大丈夫だよ?育ててもらうのはこっちのブランドさん。」

 そう言ってブランドさんを見る。

 おうおう驚いてるねぇ。


 「ブランドさんには家庭教師としてラムトに最低限自分の身を守る為の術やブランドさんの体験を交えた訓話とかを伝えてもらうつもりなんだ。」


 ヘレーヌは胸に手を当て溜息をついている。

 いきなり引き離されたりしなくて安堵しているのだろう。


 「この話、2人とも受けてくれる?」

 と尋ねる。

 あくまでも決めるのは2人だ、それ以上の事に俺が介入すべきではない。

 ヘレーヌは大分悩んだようだったが、深呼吸をすると

 「分かりました。ブランドさんどうかよろしくお願いします。」と頭を下げた。


 「こ、こちらこそお、お願いしゃす。」とブランドさんも頭を下げる。



 「じゃ、そう言う事で。ヘレーヌ、今日はもう帰っていいよ。ブランドさんも、一緒に付いて行ってあげて。」


 2人は困惑していたが、ヘレーヌが着替えると一緒にラムトのいる学校に歩いて行った。

 御膳立てはこの位で良いだろう。

 後はご両人次第だ。



 エリーが寄って来て

 「アッシュ様世話焼きですね~」とからかって逃げて行った。


 

 ふとマックスとミッシェルの2人の事を思い出し、カゲゾウに尋ねてみた。


 「カゲゾウ、マックスとミッシェルの様子はどうなってるの?」


 「はい、順調のようです。このままならそれ程時間が掛からずに結ばれるでしょうね。」

 それは何より。

 

 え?忍者の無駄遣い?プライバシー?

 良いじゃないですか。

 人の恋路は無責任に見るのが楽しいんだから。

 


 羨ましいなんて思ってないからね?

 本当だよ?

 


 悔しくなんてないんだからな!!




  

 


 

 全く主人公に女性の影がない・・・・・

 チートと言うほどtueeeもsugeeeもない現状。ていうか周りの人達が大抵どうにかしちゃってる感じでなんですよね。本当に申し訳御座いません。

 そして、しばらく戦闘もない予定です。

 正直、作者もこうなるとは思ってませんでした。


 一体この作品は何処に向けて突っ走っているのか、作者自身分かっていません。

 それでも何とか頑張りますので応援?よろしくお願いします。

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