第八話 -絶対的悪魔祓い-
ダークアースで悪魔と、
戦うことになった、
俺たちだがどうやって、
戦うかが問題だ。
「神父さんをよぶわ」
そうか、この世界に神父さんを呼んで、
悪魔祓いをしてもらえばいいんだ。
早速、神父さんを呼び寄せるカノン。
「カノンさま、私を呼び寄せてくださって光栄です」
「早速だけど悪魔祓いをしてくださいな」
カノンの命令で神父さんは、
悪魔祓いの準備をはじめる。
聖水に十字架・聖書と準備がいい。
「この世界にはびこる悪魔どもよただちに去れ」
悪魔たちはいっせいに神父さんのもとに集まってきた。
そして神父さんに愚問する。
「お前は誰だ?」
「私は、聖なる者ぞ、主の名に命ずる。お前の名を言え!」
「馬鹿が誰が言うか」
悪魔は自分の名前を言おうとしない。
悪魔祓いでは悪魔が、
自分の名前を言うまで終わらだない。
神父さんはさらに聖水をかけて、
悪魔たちを苦しめる。
だが悪魔たちも黙っちゃいない。
「そんなもので名を言うと思っているのか?」
神父さんはその挑発にはのらず、
今度は聖書を読みあげ。
すると悪魔たちの王らしきものが、
神父さんを攻撃しはじめた。
それを十字架をかざして、
バリアを作りはねかえす。
神父さんはこの攻撃を見て、
正体が分かったようだ。
「今わかった。お前の名は悪魔の王ベルゼブブ」
すると悪魔たちはいっせいに消えていった。
ダークアースは悪魔の支配から、
救われてあの小汚い老人は、
元の仙人になり俺たちに一礼した。
「ありがとう。異界の勇者たちよ。ワシにできることがあればいってくらされ」
「この世界から、フリーアースにアタクシたちを飛ばせることはできるかしら?」
仙人はうなずくと、
俺たちをフリーアースに飛ばした。
ダークアースでの一件はこれにて終わる。
フリーアースに戻った、
俺たちの目の前に広がったのは、
見るも無残な世界だった。
俺たちがいない間に、
魔王ハバネルは世界を征服して、
魔界にしてしまった。
「これはモンスターがはびっこる世界……」
カノンは愕然とした。
「そうだ、師匠は?」
俺はシドマがいないか、
辺りを見回したが気配すら感じない。
そこへ刺客がやってきて抵抗もむなしく、
魔王ハバネル城へと、
連れていかれて、
牢屋に幽閉された。
カノンは、
明日、公開処刑されるらしい。
俺たちは何とか、
脱獄を図ろうとしたが、
門番につかまり牢獄へ戻される。
どうしようもできないと、
あきらめかけたその時、
俺たちの前にモンスターに扮した、
師匠シドマが現れた。
シドマの言うには明日の、
昼12時に処刑が行われるらしい。
それまでにカノンを助けないと全てが終わる。
作戦は翌日決行される。