表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/36

第28話 マイの過去

今回は、2話連続なんで、書かなくてもいいですかね?

すみません! めんどうなだけなんです! ごめんなさい!

ということで、本編どうぞ!

 ―第2グループ―


「お父さんは、死にました。聞いたことありませんか? 監禁されて、拳銃を突きつけられ、ばーん」

 マイの表情が険しくなった。時折、泣きそうにもなり、るいとひのりになだめられた。

「あんな父親、死んでもよかった! 私に暴力ふるって、痛めつけて、笑ってる人だから! お母さんだって! 私を見捨てて、出ていったのぉぉぉ!!」

 マイが暴れ出した。マイの心の奥底から、怒り、憎しみ、孤独、死の感情が込み上げてきた。親に捨てられ、一人で生きていたこの子に、一体何を教えられるのか、ひのりには分からなかった。


「……あたしたちと来たいの?」

「うん……」

 なんだか、マイが憎らしく思えた。泣けば済む、と思っていそうなその顔は、ひのりを更に苛立たせた。マイは、暴れてはいないが、泣いている。

「みんなはどう?」

「私たちに聞かれても……ねぇ、パンチョ?」

『ええ、任せるわ』

『ひのりちゃんに任せるー!』


 ―――なんて、人任せ

「どうだろ。こんな小娘、邪魔なだけじゃない?」

 そう言って、マイを睨みつけた。マイは、怯えている。

「いい? あたしたちと来たいなら、泣くなッ! 怯えたり、暴れたりするのはガキのやることなんだよッ! 生半端な気持ちで魔導士になんかなれると思うなッ! お前なんか連れて行くかっ」

『まっ、まぁまぁ、おちつこ、ひのりちゃん?』

「うるっさいなぁ? あんたは任せるって言ったでしょ!」

 ひのりは、マイのような人が苦手であった。年齢によって差別され、最終的にはどんなに相手が悪くたって、相手が有利になる。ひのりはそう思っていた。


「あたしは―――断固嫌です、こんな女。いこ。るい、パンチョ、サン」

 ひのりが先頭を切り、大雨の中、進んでいった。



 ―第1グループ―

 ここは火山付近。噴火しそうだが、何とか耐えているようだった。セトは、リーフに魔導力の使い方を教わっていた。ルナとノアは、ストレッチ。

『ちっがぁーう! 心をこめて! もう一回』

「うぅ〜、はい」

 リーフは杖を軽々とまわし、決めポーズまで作っている。セトの動きは、ぎくしゃくしている。杖をときどき落とすし、実技のときは、魔導波がでなくなる。

『心がこもってるのはわかるけど……右手はもう少し上を持って。左は3分の2ぐらい。そうそう』

「うん、こうだね?」

『そうそう。じゃあ、魔導力を使ってみて下さい』

 リーフは即座に的を用意した。セトは目の前の的の中心を狙って、精神を集中した。セトの周りを白い炎が包む。


「うっ……りゃぁぁぁぁぁ!」

『おおっ!』

 セトの魔導波は、惜しくも的から外れた。的からかなりずれてしまったものの、リーフは笑って拍手をした。セトは汗をかきながら、必死に練習している。

『もうちょい! 1回お手本です』

「はい!」

 リーフは片手に杖を持ち、軽々と魔導波を放った。的は少し焦げた。

『努力すれば、きっと出来ます。私も馴れるには、時間がかかりました』


 こくんと頷くセト。

また、練習を始めた。杖を持つ位置を、少しずつ変えていっている。リーフも、杖を持つ位置、構え方などを、細かく教えている。

「いきますよ、リーちゃん」

『ええ、どうぞ』

 セトは力いっぱい魔導波を放った。いくつかに分かれた波動は、曲がりくねって的に向かった。力強かった波動は、的を粉々に破壊した。

「で……出来た。出来たぁぁぁ!」

『やったじゃないですか、セトちゃん!』

 的に見事当たったセトは、波動のコントロールを教えられることになった。


 セトは波動を出すとき、コントロールを全く考えずにおこなっていた。的に当たったのは、偶然と言っても良いらしい。この先、コントロールがうまくないと、見当はずれの方向にいってしまう可能性も、十分ある。

 ということで、セトは修行を続ける。

遅くなりました!

書くのは楽しかったんですが、のんびり書いていて……。

とにかくすみませんです。


こんな駄文でも、楽しんでくれる方がいたら何よりです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ