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第14話 魔法の使い方

 冷たい風はだんだん強くなり、先ほどにも増して寒くなった。セトのもとにリーフがやって来た。


「あなた達にも見えますか? この、リーフという守護霊の姿が」

「え、ええ」

「見える・・・わ」

 2人はゆっくり、軽く頷いた。


「全ての生き物は生き、そして死ぬ。それはどうやっても今の科学では覆せません〜。あなたたちは、その宿命さだめを背負って生まれてきた魂」

 セトは月を見つめた。先ほどの月とは全く異なり、明るく黄色かった月が、不気味な笑みを浮かべているように紫色に変化している。

「さ、中に入りましょう?」

 セトは微笑み、2人に手を差し伸べた。カナはセトの手をつかんで立ち上がったが、楓は暗い顔をして座りこんだままだ。

「わたし・・・まだ如月セトがどんな人か分かりきっていないの。まだ、信じられないの・・・」

「始めのうちは、ひとを信じられないのは当たり前です〜・・・私もあなたを信じる。これで、信じてもらえますでしょうか?」

「かっ、考えておくわ」

 楓は、建物の中に走って消えていった。カナも楓を走って追いかけた。

「行きましょうです、リーちゃん」

『はいっ』

 セトとリーフは歩いて建物の中へと入っていった。












「みんな、寝てますでしょうか? 寝てなかったら私、どういい訳をすればいいのでしょうか?」

『大丈夫ですよ〜きっと。見てきますか〜?』

 リーフが言うと、セトは頷いた。その姿を見たリーフは、部屋の方向へと飛び立った。

       ◎     ◎     ◎


「みんな、寝ていなかったらどうしましょう? あ、そうか、トイレにいっていたといえばいいんですね?」

『セトちゃーん、みんな寝てましたよ』

「よかったです〜、さあ、早く寝ないと明日は早いですよ」

 セトは数回ジャンプしてから、部屋に走った。途中、転びそうになることもあったが、何とかバランスをとり、再び走り出した。

「誰ですかっ! 走ってるのは!」

 どこかの先生が、セトに向かって怒鳴った。寝ぼけているのかを確かめるため、セトは悪口をいって確認して見ることにした。


「うっさいです、この迷惑騒音ババァ、腐った・・・」

「何言ってんのっ! 私はまだ若いわ!」


 どうやらこの先生は、寝ぼけてはいないようだった。どこかの先生は、セトの後を走って追ってきた。セトは必死になって逃げたが、つかまってしまった。

「覚悟しなさいっ! おほほほ・・・」

『スリ〜プ・ザ・メロディ〜♪』

 リズム良くリーフが叫ぶと、どこかの先生は倒れるように眠りについた。セトは先生の手をどかすと、リーフに今のことを尋ねた。

「今のは、どうやったんですかっ!?」

『魔法ですよ〜ぅ、はぁはぁ、きっとセトちゃんも練習すればできますよ〜。』


 リーフは少しだけ息を切らしている。セトは心配した。


「息、切れてますが大丈夫ですか?」

『これも魔法を使うためですし〜、慣れましたから。魔法を使っているあいだは、息を止めないといけないんです〜』

 どうやら魔法を使うには、息を止めていないといけないらしかった。なんとも大変だ。


「た、大変ですね〜・・・なるべく魔法を使わないでください。大変な負担になりますし」

『でもセトちゃんがピンチの時は、体力ギリギリまで魔法を使いますよ〜、えへ♪』

「そ、そんな、いいですよ〜、リーちゃん」

 セトは首を思いっきり振りながら歩き出した。リーフも、けたけた笑い続けながら歩き始めた。



遅くなりました(いつも言ってますが)。


ほんっとうに駄文ですね、これ。


(絶対いない)読者様、これからも支援をお願いいたします!(支援をしてくれる方なんて、きっといないですね〜)

では! またお会いいたしましょう

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