白いツバサ 結締姫乃の物語
ごく普通の、どこにでもいる少女。
それが彼女、結締姫乃。
小学生で、大人から守られるべき子供だ。
けれど、そんな彼女は、ある日異世界に召喚されてしまう。
見知らぬ土地で、何の頼りの無い中、不安な思いを抱く。
けれど、彼女は自分にできる事を懸命にこなしていった。
幸いにも彼女が出会った人たちは良い人が多かった。
そのため、彼女はどうにか異界の土地でも、やっていく事ができた。
姫乃には明確な欠点がある、誰かに頼みごとをされたら断れないこと。
誰かに頼られたらそれをむげにはできない事。
そのため、よく騒動に巻き込まれ、その渦の中に飛び込んでいった。
彼女が善人だったという理由もある。
悪や不正を見逃せない心があったからという理由もある。
だが一番の理由は、物語の主人公という役割を背負わされたからだろう。
そんな姫乃は、異世界の救世主という地位を手にした。
特別な力を手にして、窮地に陥った異世界を救うために戦うことを余儀なくされた。
それでも少女は、自分にできる事を懸命にこなしていく。
特別誰かより賢いわけでもなく、強いわけでもないにも関わらず。
やがて少女は、世界を救い。多くの人を救った。
その結果、元の世界に戻れる事になる。
少女はその世界では忘れてはならない存在として語り継がれていく。
ただの少女でありつつも、自分にできる事をこなしつづけていった結果、世界を救うことになった英雄として。




