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2 びいどろの空
ちいさな ちいさな びいどろを
お日さまに かざしてみたら
空が ちょっとだけ ゆがんで見えた
あおくて まるくて つるつるしてて
なんだか ぼくの 宝もの
誰にも あげたくない 宝もの
だけど あした
泣いている あの子に 会ったら
この びいどろの すきまから
世界を のぞかせて あげようかな
あの子の 涙も
あおくて まるくて
きっと きれいな つぶになる
番外:字数が足りなくて投稿できないので、もう1篇
母の手
買い物袋の くちを結ぶ
母の手が
ふと ゆっくりになった
ああ
ぼくが知らないあいだに
季節は
年月は
こんなに めぐっていたんだ




