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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第27章

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入籍の翌朝

入籍した翌朝。

目が覚めても、特別な実感はなかった。


隣では俊介が静かに眠っている。

その寝息は穏やかで、安心できるはずなのに——

胸の奥が、ほんの少しだけ冷えていた。


(……これでよかったんだよね)


自分に言い聞かせるように、

ゆっくりと起き上がる。


指輪を見つめる。

光は綺麗で、形も悪くない。

でも、胸の奥に広がるのは“温かさ”ではなく、

薄い膜のような静けさだった。


幸せじゃないわけじゃない。

不満があるわけでもない。


ただ——

心がどこか、置いていかれたような感覚だけが残っていた。

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