表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 柚原 澄香


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
92/615

理性を守るための選択

葵もまた、自分の心の揺れに気づいていた。


大和の笑顔が胸をざわつかせる。

10年前の痛みが、薄く疼く。


(……ダメだ。こんなの)


俊介は優しい。

寄り添ってくれる。

その優しさに甘えれば、きっと落ち着ける。


だからこそ——

“形”が必要だと思った。


入籍という現実があれば、

揺れは理性に押し戻される。

迷いは消える。

そう信じたかった。


俊介となら、穏やかな未来が築ける。

それは間違いじゃない。

ただ、胸の奥のざわつきだけが、

静かに、確かに、存在していた。


(……大丈夫。私は間違ってない)


自分に言い聞かせるように、

葵は静かに決意を固めていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ