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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第17章

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結衣との再会

翌週。

大和が居酒屋「(あかり)」の店舗巡回をしていると、

入口の前で雪を払う女性がいた。


「……あ」


結衣だった。


彼女は気まずそうに笑い、

頬を赤く染めた。


「この前は、ありがとうございました。

あのあと、ちゃんと帰れました」


大和は軽く頷いた。


「よかった。あの吹雪じゃ危なかったから」


結衣は少しだけ視線を落とし、

指先をいじりながら言った。


「……あの夜、助けてもらって、

なんだか……救われた気がしたんです」


その言葉に、

大和の胸の奥がわずかに揺れた。


美咲の面影。

葵の記憶の気配。


結衣の中には、

その両方が静かに混ざっていた。

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