表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第16章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

59/204

揺れる気持ち②

守られている。

支えられている。

頼ってしまっている。


でもそれは、

“愛している”とは違う。


その違いが、

葵の胸を深く刺した。


「返事は……今じゃなくていいよ」


俊介はそう言って、

葵の手をそっと離した。


その優しさが、

葵には痛かった。


玄関の扉が閉まると、

静けさが一気に押し寄せる。


葵はその場にしゃがみ込み、

震える手で顔を覆った。


(ごめん……俊介……

ごめん……私……)


涙が、静かに落ちた。


返事はしなかった。

できなかった。


その夜、

葵の心は揺れたまま、

どこにも着地できずにいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ