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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 柚原 澄香


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もしも

午後の会議が終わり、

デスクに戻った葵は、

資料を開いたまま深呼吸した。


(……仕事しないと)


そう思ってパソコンに向き直った瞬間、

スマホが震えた。


「yamatoが新しいリールを投稿しました」


(……店長)


開くか迷う。

でも、開いてしまう。


画面には、

見たことのないスイーツの断片。

カウンターの木目。

照明の影。


(……新しい挑戦、ついに始まったんだ)


胸がじんわり熱くなる。


大和の手元は、

相変わらず丁寧で、

迷いがなくて、

見ているだけで胸が締めつけられた。


(……会いたい、なんて)


そんな気持ちを押し込んで、

パソコンに向き直る。


でも、

心の奥では静かに芽が育っていた。


(……オープンしたら、行けるかな)


その“もしも”が、

午後の仕事を少しだけ甘くした。

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