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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第13章

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存在意義②

仕事では誰かの役に立っているはずなのに、

自分が“そこにいる意味”が分からなくなる瞬間が増えていった。


美咲がいた頃は、

帰れば灯りがついていて、

温かい匂いがして、

「おかえり」と笑ってくれる人がいた。


今は違う。


鍵を開けても、

暗い部屋が広がるだけ。


(美咲……)


名前を呼ぶと、

胸の奥がきゅっと痛んだ。


忙しさに紛れて忘れたふりをしても、

夜になると必ず思い出してしまう。


そして気づく。


——自分が、空気みたいに薄くなっていることに。


誰かのために動いているのに、

自分の存在がどこにも感じられない。


(俺は……ここにいていいのか?)


そんな問いが、

雪の降る夜にふと胸をよぎる。


けれど答えは出ないまま、

大和はまた翌朝、

エリアマネージャーとしての仕事に向かうのだった。

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