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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第2章

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影のように

居酒屋「あかり」には、

開店と同時に必ず現れる男がいた。


25歳か、30歳か。

無表情で、注文はいつも同じ。

そして閉店まで席を立たない。


「今日も来てるな……」


厨房の奥で、大和が小さくつぶやく。

視線の先には、カウンターの端に座る男。


葵は気づかないふりをした。

けれど、胸の奥がざわつく。


男の視線は、いつも葵に向けられていた。

注文を取りに行くと、じっと顔を見つめてくる。


笑顔を返しても返さなくても、反応は変わらない。

ただ、見つめ続ける。


「及川さん、大丈夫?」

大和の声に、葵は無理に笑った。


「はい……大丈夫です」


大丈夫ではなかった。

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