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沈みかけていた心
結衣とのDMは、途切れ途切れに続いていた。
画面を閉じても、胸のざわつきは消えない。
むしろ、時間が経つほど深く沈んでいく。
俊介の優しさは、時々、重くなる。
悪い人じゃない。誠実で、真っ直ぐで、
私のことを大事にしてくれているのは分かってる。
でも、その“真っ直ぐさ”が、
今の私には少しだけ苦しい。
期待に応えなきゃいけない気がして、
言葉の端々にある「未来」を示されるたびに、
胸の奥がじわりと暗く沈んでいく。
こんなはずじゃなかったのに。
もっと軽やかに笑えると思っていたのに。
最近、自分の心が少しずつ
闇の方へ傾いているのを感じる。
そんな時に、結衣からまた短いDMが落ちてきた。
その一文が、沈んでいた心をわずかに揺らす。




