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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第78章

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動く距離に戸惑う

結衣から、またDMが届いた。


『店長、今日も東京の人と電話してて、

なんか…声が弾んでました』


胸の奥がきゅっと縮まる。


店長は北海道に行っていた。

もう東京には戻らないと思っていた。


なのに——

どうして今、東京にいるの。


どうして、東京の「(あかり)」に立っているの。


結衣の言葉が、ぽつぽつと落ちてくる。

どれも大事な気がして、

一つも見落としたくない。


今の私にとって、

店長の“今”に触れられるのは、

結衣の言葉だけだから。


ほんとは聞きたいことがいっぱいある。

どうして東京にいるのか、

どうして声が弾んでいたのか。


でも、指が動かない。


動かしたら、

想いが止まらなくなる気がして。


結衣からの情報が多すぎて、

心が追いつかない。

断片ばかりでつながらない。


つながらないまま、

距離だけが勝手に近づいてくる。


(……店長)


胸が軋む。


どうして今なんだろう。

どうして、15年経った今なんだろう。

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