表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第76章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

267/284

未来の音

昼過ぎ。

店のバックヤードで仕込みをしていると、

スマホが震えた。


〈次回の打ち合わせ日程を詰めたい〉


短い文面なのに、

胸の奥が静かに熱くなる。


「……そうか」


未来が、また一歩動いた。


そのとき、結衣がふとこちらを見た。


「大和さん、最近……表情が柔らかいですよね」


「そうか?」


「はい。なんか……誰かを思い出してるみたいな」


手が止まる。


結衣はそれ以上踏み込まない。

ただ、柔らかく微笑んで言った。


「無理に話さなくていいですよ。

 店長が話したくなったときで」


その一言が、

胸の奥に静かに落ちていく。


結衣は知っている。

でも、繋げない。

ただ、必要な一言だけを置いていく。


大和は小さく息を吐いた。

未来の音が、静かに響いていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ