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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第70章

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誰かの気配

店のシャッターを開ける前、

大和はいつものようにスマホを確認した。


数日前に投稿したリールに、

“いいね”がひとつ増えている。


「……このタイミングで?」


誰が押したか確認しない。

でも、胸の奥がふっと温かくなる。

あの深夜帯に伸びる再生数。

あの静かな気配。


無意識に薬指に触れてしまう。

そこに触れるたび、

あのリールを撮った日の空気が蘇る。


「なんかいいことあったんですか?」

結衣が笑いながら言う。


「あればいいんだけどね」

そう返す声が、少しだけ揺れていた。


葵の名前を知らないまま、

大和の中で“誰か”の存在が形になり始めていた。


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