表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第65章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

219/284

ホームの灯りに帰る

大和が北海道の居酒屋「(あかり)」に戻った瞬間、

ふわりと木の匂いが鼻をくすぐった。


いつもなら、それだけで心が落ち着くのに——

今日は、胸の奥がざわついたままだ。


包丁を握る手が、わずかに重い。


「……はぁ」


気づけば、ため息が漏れていた。


「大和さん、おかえりなさい」


振り返ると、結衣が笑っていた。

けれど、その目はどこか心配そうだ。


「ただいま」


そう返しながらも、

自分の声が少しだけ遠く感じた。


結衣は気づいている。

大和の“上の空”の理由を。


でも、何も言わない。

言えないことを知っているから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ