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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第61章

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理性との戦い

結衣への返事を送ったあと、

葵はスマホを伏せて、

深く息を吐いた。



「店長は優しい人でした。

 少し…助けてもらって」



本当はもっと言いたいことがある。

でも、言えない。

言ってはいけない。


俊介の顔が浮かぶ。

母の闘病で心が折れそうだったあの頃、

いちばん支えてくれたのは俊介だった。


優しくて、

真っ直ぐで、

あのときの自分には救いだった。


でも今は——

束縛。

狂気じみた愛情。

子どもで縛ろうとする圧。


俊介の前では、

呼吸が浅くなる。


(……私は結婚してるのに)


罪悪感が胸を刺す。

なのに、心は別の方向へ向かってしまう。


北海道最後の夜。

葵は胸の奥のざわつきを

どうすることもできなかった。

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