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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第58章

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15年ぶりの灯り

気づけば、大和は

居酒屋「(あかり)」 の前に立っていた。


15年前、

自分が働いていた店。


暖簾が揺れ、

店内の灯りが外に漏れている。


「……なんでだろうな」


自分でも理由は分からない。

ただ、今年はどうしても、この灯りに触れたかった。


扉を開けると、

出汁の香りと湯気の温度がふわりと広がる。


「いらっしゃい……って、え? 大和さん?」


カウンターの奥から、店主の和田が目を丸くした。


「嘘だろ。何年ぶりだよ」


「……なんとなく、寄りたくなって」


自分でも説明できない気持ちを抱えたまま、

大和はカウンターに腰を下ろした。


熱燗が置かれ、

湯気がゆっくりと立ち上る。


「懐かしいな。ここ、変わってないですね」


「変わるわけないだろ。

 お前が若い子に囲まれて働いてた頃と同じだよ」


その言葉に、

胸の奥でひとつの記憶がふっと揺れた。

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