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結衣と葵①
葵からの
「はい……また機会があれば」
という短いメッセージを見た瞬間、
結衣の胸がふっと温かくなった。
(……返してくれた)
たった一行。
でも、その一行が嬉しくてたまらない。
(もっと話したい……)
でも、押しすぎたら嫌われる。
距離を詰めすぎたら、きっと逃げられてしまう。
結衣は深呼吸して、
慎重に、でも気持ちを込めて文字を打った。
「本当に、来てくださって嬉しかったです。
雪降ってて大変じゃなかったですか?」
送信したあと、
胸の奥がじんわり熱くなった。




