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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第46章

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蘇る灯り

宴会が終わり、

帰り際にお会計をしてくれた女性店員と目が合った。



その瞬間、胸の奥で何かが弾けた。



(この人……どこかで……)



でも思い出せないまま、店を出る。



外に出ると、雪の匂いがふわりと鼻をくすぐった。

その瞬間——

記憶が一気に繋がった。



(……インスタのリールの人だ)



結衣。

大和の店で働いていた女性。

優しい声で、落ち着いた笑顔で、

居酒屋「(あかり)」の空気を映していた人。



そして——

東京でバイトしていた頃の記憶が蘇る。



木のカウンター。

夜の灯り。

大和の声。

あの頃の自分。



忘れていた色が、

急に胸の中に戻ってくる。


探してしまった人に気づいて、

胸がぎゅっと締めつけられた。


もしかして…

この中に店長がいる?


店を出てしまった今、振り返っても店内は見えない。

当然聞きに戻ることもできなかった。

ただ、雪が静かに降り続けていた。


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