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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第44章

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拘束

夜。

葵が寝静まったあと、

俊介は暗いリビングでひとり座っていた。



(葵……最近、俺を避けてないか)



そんなはずはない。

そう思いたいのに、

胸の奥のざわつきが止まらない。



葵がふと遠くを見るような目をすると、

心臓がきゅっと縮む。



(俺だけを見てくれればいいのに)



その願いは、

優しさの形をしているのに、

どこかで“縛り”に変わっていた。



俊介は気づいている。

自分の中のこの感情が、

少しずつ歪んでいることに。



でも、止められなかった。



(葵がいなくなったら……

 俺はどうすればいいんだ)



不安が、

葵への愛情と同じ形をして迫ってくる。



葵の沈みを救いたい。

でもそれ以上に、

葵を手放したくない。



その気持ちが、

俊介の胸を静かに締めつけていた。

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