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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第42章

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消えた「いいね」

「最近さ……」



大和はスマホを見つめた。



「リールに“いいね”がついたんだよ。

 その子の名前で」



結衣の目が少しだけ大きくなる。



「でもすぐ消えた。

 気のせいかもしれない」



そう言いながら、

胸の奥がざわつく。



(気のせい……じゃなかった)



あの一瞬の通知。

見間違えるはずがない。



「それ以来、

 画面の向こうを想像するようになっちゃってさ」



言葉にした瞬間、

ずっと気にしないようにしていた

自分の気持ちが形になってしまった気がした。

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