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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第41章

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沈む身体

俊介が「家族になりたい」と言った夜から、

葵の胸の奥はずっと重かった。



(子ども……)



考えただけで、胃がきゅっと縮む。



自分の身体のことは、誰よりも自分が分かっている。

生理は不安定で、ストレスがかかるとすぐ止まる。

心も身体も、そんな余裕はない。



(私なんかが……母親になれるわけない)



そう思うほど、息が浅くなる。



俊介は優しい。

優しいけれど、最近はその優しさが重い。



「葵には俺しかいないんだから」

「家族が増えたら、もっと安心できるよ」



その言葉が、

葵の胸にゆっくり沈んでいく。



(逃げられない……)



そう思った瞬間、

視界が少しだけ揺れた。

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