表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第39章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

133/271

固執

翌日。

俊介は仕事中もずっと考えていた。



(どうすれば……葵は俺だけを見てくれるんだろう)



結婚では足りない。

指輪でも足りない。

優しさでも足りない。



(じゃあ……何なら足りる?)



ふと、葵の過去が頭をよぎる。



葵の母はもういない。

親戚もほとんどいない。

“家族”と呼べる存在は、俊介だけ。



その事実が、俊介の胸に静かに落ちた。



(家族が増えたら……葵は離れられなくなる)



その考えは、最初は小さなつぶやきだった。

でも、繰り返すほどに形を持ち始める。



(子どもがいたら……絆はもっと強くなる)



その瞬間、俊介の胸の奥で何かがカチリと音を立てた。



“守りたい”という気持ちが、

“繋ぎ止めたい”という執着に変わっていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ