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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第38章

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わずかな灯りに救われる

朝から胸が重かった。

俊介の優しさは、最近どこか“確認”の色を帯びている。



「今日も一緒にいようね」

「スマホは後で見ればいいよ」



声は柔らかいのに、

その言葉が葵の心を締めつける。



(私が悪いんだよね……)



そう思うほど、息が浅くなる。



俊介が少し離れた隙に、

葵はそっとスマホを手に取った。



(見ちゃだめ……でも)



胸の奥がざわつく。

大和の投稿を見たい気持ちが、

救いを求めるような気持ちに次第に変わり、

罪悪感と一緒に膨らんでいく。

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