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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第36章

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詮索

夕方。

葵が洗濯物を畳んでいるとき、

ふと微笑んだ。


ほんの一瞬。

気づかないほどの小さな笑み。



俊介は、その一瞬を見逃さなかった。



(今、何を思い出した?)



胸の奥がざわつく。

喉の奥が熱くなる。



「葵、今笑ってたよね」



「え……? 別に」



その“別に”が、俊介の心をざらつかせた。



(俺じゃない何かを見て、笑ったんじゃないか)



その考えが頭から離れない。



葵がスマホを触らなくなったのも、

逆に不安だった。



(隠れて見てるんじゃないか)



そう思うほど、

葵の行動一つひとつが気になってしまう。



「葵、最近……俺のこと避けてない?」



その言葉は、

優しさの形をしているのに、

どこか縋るようで、

どこか怯えていた。

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