表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第34章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

118/278

見抜かれる

「大和さん、今日どうしたんですか?」



声をかけてきたのは、

バイトの結衣だった。



明るくて、気が利いて、

店の雰囲気を柔らかくしてくれる存在。



「え、別に。いつも通りだよ」



大和は笑ってごまかす。

でも結衣は、じっと大和の顔を見つめた。



「……嘘ですね」



その一言に、大和は言葉を失う。



「リール、3回撮り直してましたよね。

 そんなの、初めて見ました」



結衣の声は優しい。

責める気配なんて一つもない。



ただ、心配している。

それだけが伝わってくる。



「なんか……ありました?」



大和は答えられなかった。

言葉にしたら、

胸のざわつきが本物になってしまいそうで。



結衣はそれ以上聞かず、

ただ静かに微笑んだ。



「大和さんが元気ないと、店も元気なくなるんで。

 ……無理しないでくださいね」



その言葉が、

胸にじんわり染みた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ