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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 沈丁花
第31章

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胸の奥に沈む重さ

朝、目が覚めた瞬間から、

胸の奥に重たい石が沈んでいるようだった。

息を吸うたび……

その石がゆっくり沈んでいく感覚がする。


理由は分からない。

俊介が何かしたわけでもない。

嫌なことがあったわけでもない。


ただ、心が静かに沈んでいく。


「大丈夫?」

俊介が覗き込むように声をかけてくる。


「うん、大丈夫だよ」


そう答えると、俊介は安心したように微笑んだ。

その笑顔を見るたび、胸がきゅっと痛む。


(私が……ちゃんとしなきゃ)


そう思えば思うほど、心はさらに沈んでいく。

沈んでいく音は、誰にも聞こえない。

俊介にも、葵自身にも。


ただ、胸の奥に広がる静かな重さだけが、

今日も変わらずそこにあった。

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