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6 器用?

(動くと髪が揺れるのもいいな)

ふわふわのツインテールにも目を奪われていた。

「な、なんか笑ってる…!」

「ん〜?」

俺もドリンクに口を付けた。瑞穂は訝しげな顔をした。

「なんでそんな顔するんだよ」

「だって、あげませんって言ったはずなのに…」

「あげません?」

俺は首を傾げた。

「もういいです!」

瑞穂は少し怒った。

(何か言ったっけ?)

瑞穂に気を取られすぎて自分が何をしたかわからなかった。

「…あーんしてあげようと思ってたのに」

「え?」

本日何度目になるだろう。

「でも、もうしません」

瑞穂はきっぱりと言った。

「じゃあわかった。その上のことをしろと言うのですね」

「上?」

首を傾げる瑞穂ににやりと笑った。

「ここは人が多いからあとでですよ」

「?」

瑞穂には伝わってないだろう。

「なんで敬語なんですか?」

「あ、そっち?」

俺は苦笑いした。

「それを言えば瑞穂も敬語だね」

「癖が抜けないというか…住菱くんみたいにタメ口上手くないですし…」

「タメ口が上手いってなんだ?」

思わず笑ってしまった。

「私は器用ではないのでタメ口で話したら誰にでもタメ口になってしまうかもしれません」

「うん…別にいいじゃん?」

「いや、良くないですよ」

瑞穂は苦笑いした。

「住菱くんも最初は敬語だったじゃないですか。仲良くなったから敬語も外してくれたし一人称も変わりましたし。私にはそんな器用なことできないですよ」

俺はしばらく黙った。

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