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11 おまけ

「住菱、あーん」

「は?」

夕食、突然飛鳥がそんなことを言った。

「ステーキ欲しいって思ってるでしょ」

「別に思ってない」

「そんなこと言わないでさ〜お姉様からのあーんに恥ずかしがってるの?」

飛鳥はにやにやと笑った。

「キモいなと思っただけですよ」

俺は笑顔で返した。

「瑞穂ちゃんにされたら喜んで食べるだろうに」

「当たり前だろ。お前にされるのは地獄だけど瑞穂にされるのは天国だから」

「相当好きになったね〜瑞穂ちゃんのこと」

俺は眉をしかめた。

「あたしは彼氏より住菱のほうが好きだよ」

「ふーん。そうか」

テキトーに聞き流した。

「だからあたしにあーんしてほしい」

「絶対やらねー」

ふんと鼻を鳴らした。

「…それにしても、なんでそんなに瑞穂ちゃんと上手くいってるの?」

手を止めて聞かれた。

「運命の相手だから」

飛鳥はふっと笑った。

「強気なこと言うじゃん」

「俺がこの家に生まれたのは瑞穂に出会うためだって気づいたから」

飛鳥は目を見開いた。

「私も運命って思える相手に出会えたらいいな」

その言葉に俺はしばらく黙った。

「…そうか」

目を逸らしながら言った。

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