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10 ちゃんとしよう

「住菱くんにあーんしてあげようと思ってたのに!そっか、飲み物でもできたなんて…」

ドリンクを見ながら一人でぶつぶつと言う瑞穂。

「…してみる?」

口元を指差して聞いてみた。瑞穂は俺を見て、

「あーん…」

俺の目の前にドリンクを差し出す瑞穂。

 改めてされると恥ずかしいけれど、口にした。

「…美味しい」

瑞穂はぱあっと笑顔になった。

「やったぁ!できました!」

無邪気に笑って喜ぶ瑞穂。

(こっちの気も知らずに…)

顔が熱くなったので、冷たいドリンクを一気に飲み込んだ。


「次会うときはうさぎカフェですね」

「その前に会うのもいいけど」

 水族館を出て、瑞穂が駅まで来てくれた。

「何かあれば会いに行きますよ。でも、今のところはうさぎカフェの予定で」

瑞穂は微笑む。

「駅出たらすぐ車乗るんだよ」

「心配しなくてもそうしますよ」

可笑しそうに笑われた。

「またね」

「また今度!」

瑞穂に手を振って電車に乗り込んだ。

(あーんなんていつ知ったんだよ…)

俺はため息をついた。

 カフェは何度も行ったしご飯を食べることも何回かあった。でも、瑞穂からしてあげようと思ったと言われた。突然どうしたのだろう。

(めっちゃ可愛いけどめっちゃ恥ずかしかった!!)

俺は額に手を当てた。

(そういえば、うさぎカフェでご飯食べようと言われた時やたら恥ずかしがってたな。もしかして…!)

またされる未来が想像できる。

(そうだ!やり返そう!俺からやればどんな気持ちか瑞穂もわかるはず)

うんうんと頷き、ちょっと楽しみになった。

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