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7 二人きりが楽しい
「俺は瑞穂と過ごすことが幸せ。俺のことは気にせず瑞穂が好きなことをすればいいよ」
「…」
瑞穂は不満気な顔をした。
「私からすれば、私は住菱くんのことが好きなので住菱くんが好きなことをすればいいと思っているのですけど」
瑞穂は不満気に言った。
「そ、そうか…でも、俺は行きたい場所は特にないからな…」
俺は頭をかいた。しかし、はっと思いついた。
「瑞穂の家に行きたいな。それか瑞穂が俺の家に来てほしい」
「それはいつでも来てもらっていいですし、呼んでもらえれば…」
瑞穂は照れながら言った。
「結局、家で二人きりが一番楽しいよね」
俺は頭を撫でながら言った。
今日は瑞穂と水族館に行ける日。
場所は瑞穂と弥生が来た場所と同じだが、一度行った所なら飽きてしまわないだろうか。
(ほかにも水族館なんてあるのに、どうしてもって言うから…。俺はいいけど瑞穂は二回目だからな)
飽きたと言われても知らないからな。
「住菱く〜ん!」
電車を降りると瑞穂の姿があった。
「瑞穂は早いな」
「私は車で来ました」
「え、けっこう待ってた…?」
電車で行くとは伝えていたが人通りの多い駅に一人で居させていたら危ない。
「大丈夫ですよ。電車の時間より少し早く着いただけです」
「ならいいんだけど…」
変な輩に近づかれる前に駅を出たほうがいい。
「行こう」
手を取って足早で進んだ。




