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5 エイのぬいぐるみ

 瑞穂が家に来るらしい。突然お土産があると言い出した。

(家族で旅行でも行ったんだろうか)

とにかく瑞穂に会えることが嬉しい。

「瑞穂様がおいでになりました」

メイドの呼びかけに俺は玄関に向かった。

「住菱くん!昨日、真菜さんと水族館行ってきたのでお土産を持って来ました」

そう言って紙袋を渡された。

「ありがとう。それにわざわざ来てもらって」

「住菱くんに会えて嬉しいですよ」

その言葉に顔が熱くなった。

「ねぇ、このあと用事ある?」

「ないですよ」

「じゃあ家上がってよ」

「はい…!」

また瑞穂と一日過ごせそうだ。

「エイのぬいぐるみ?」

紙袋からふわふわのぬいぐるみが出てきた。

「はい。初めてエイを見たのですが可愛かったので」

「へ〜」

俺はぬいぐるみを見つめた。

「住菱くんはエイ好きですか?」

「んー…好きっていうわけじゃないけど」

瑞穂はしゅんとした顔になった。

「好きな魚ってなんですか?」

「好きな魚か…あまり思いつかないな」

俺は顎に手を当てて考えた。

「でも、瑞穂がエイ好きなら俺も好きになったかも」

「…それでいいのですか?」

瑞穂は首を傾げた。

「瑞穂が好きって言うから好きになっちゃうんだよ」

俺は笑顔でぬいぐるみを瑞穂のほうに向けた。

「…住菱くんとも水族館行きたいです」

俺は瑞穂の手を取った。

「行こう。そのうち」

瑞穂はみるみるうちに笑顔になった。

「はい!」

笑顔で返事をした。

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