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7 理解した彼女

「住菱くん、ただいま」

「それ可愛すぎ」

 俺は胸を押さえて床に突っ伏せた。

「ど、どうしましたか!?」

「瑞穂が可愛すぎて心臓に穴が空いた」

慌てて俺の顔を覗き込む瑞穂。

「もううさぎいないよね」

「住菱くんの望み通り、ゲージで大人しくしてもらってます」

瑞穂は目を逸らした。

「なんで瑞穂はうさぎ飼ってるの?」

「可愛いからです」

瑞穂は目を逸らした。

「でもオスのうさぎなんだ」

「まだ住菱くんと付き合う前に飼ったので恋人代わりに…」

俺は舌打ちした。

「あいつ恋人とか浮気」

「でも、今は住菱くんのことだけが好きです」

「まじ可愛い〜」

頭を撫でまくった。

「こんな可愛い子に好きって言ってもらえるなんて俺は幸せ者すぎるな」

俺は腕組みした。

「喜んでもらえて嬉しいです…」

瑞穂は照れた。

「ねぇ、聞きたいことあるんだけど」

「何ですか?」

俺は深呼吸した。

「あの漫画なに!?」

勢いよく指差した。

「あ、あれはその…えーと…」

瑞穂は顔を赤くして目を泳がせた。

「男でもそういう本は隠すけどあれじゃ見せに来てるよね!?」

俺ですら読んだことのないような表紙から伝わる刺激的な漫画が置いてあるのだ。瑞穂の行動や発言から分かる通り、そういうことは知らないはず。むしろ知らなすぎて危ないくらいなはずなのに…

「真菜さんが貸してくれたのです…夏休み中に読んでみてって…」

瑞穂は顔を手で覆い隠した。

「私がどれだけ軽率な行動をしていたのかよくわかりました…」

犯人は弥生だったみたいだ。しかし、なぜそんな漫画を貸したのか。やはり、瑞穂の安全のために教えようと思ったのか。

(読んだ後なのに俺を部屋に入れてるんだな…)

俺はため息をついた。

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