表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/549

6 名前ですら呼ばれてなかった

「くん付けなんて瑞穂にしては珍しいじゃん」

俺は瑞穂の隣に座った。

「男の子なので」

「俺も男だけど?」

「三井さんは…」

ちらりと俺を見た。

「そういえば、俺って名前で呼ばれてすらないんだった」

俺は足を抱えた。

「住菱さんって呼ばれたいのですか?」

「俺はうさぎ以下かー。結婚相手のはずなんだけどなー」

わざとらしく言ったら瑞穂は唇を噛み締めた。

「住菱くん…!これでいいですか…?」

「かわいいな」

俺は頭に手を伸ばした。

「っ!うさぎがいるから撫でない!」

慌てて手を引っ込めた。

「っ…」

瑞穂が頭を俺の頭に擦り付けた。

「そんなことするならうさぎを外に出してよ」

「もう、どうしてそんなに嫌がるのですか」

瑞穂は頬を膨らませた。

「苦手なのですか?」

「瑞穂の部屋に俺以外の男がいるのが嫌だ」

「それもそうですね」

瑞穂は立ち上がった。

「外に置いていきます。少し待っててください」

そのまま瑞穂は部屋を出て行ってしまった。

(…また一人か)

俺は俯いた。これでは自分の部屋にいるときと変わらない。

 ため息をついて顔を上げた。

(?)

真っ白な部屋にそぐわない、漫画の表紙が見えた。

(瑞穂って漫画とか読むんだな)

近づいて表紙を見た。

「これって…!」

驚きで声が出てしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ