表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
400/468

8 三人でお風呂…!?

「あれ、今日、お父さんとお母さんは?」

「居るよ。食事は一緒にしないだけ」

「え、そうなんだ」

弥生は驚いた顔をした。

(やっぱ両親と食事をしないのは変なことなんだな…)

俺は少し俯いた。

「父さんも母さんも忙しいんだ。だから気にしないで」

飛鳥は苦笑いしながら言った。

「はい」

弥生は頷いた。

「ね、三人ともお風呂はどうするの?まさか、三人で入るの?」

「は!?」

思わず飛鳥のほうを向いた。

「あれ?違った?」

「三人って何言ってるんだよ!?」

にやにや笑う飛鳥に勢いよく言った。

「さ、三人…?」

瑞穂は気にした素振りを見せないが、弥生は顔を赤くしている。

「弥生が嫌だろ!」

「ごめん、ごめ〜ん。さすがに冗談だって。でも、住菱は瑞穂ちゃんと入るんでしょ?」

「瑞穂ちゃん!?」

弥生は目を見開きながら瑞穂を見た。

「え、住菱くんはどうする?」

「いや、瑞穂が決めてくれていいんだぞ…?」

「私は住菱くんとでもいいけど?」

きょとんとする瑞穂に苦笑いした。

「瑞穂ちゃん、三井さんとお風呂入るような関係なんだね…」

「うん」

当たり前かのように頷く瑞穂に弥生は驚いた顔をした。

「じゃあ、真菜ちゃんはあたしと入る?」

「えっ!?」

今度は飛鳥を見て驚いた顔をした。

「それとも、一人で大丈夫?」

「だ、大丈夫です!一人で入りますよ」

弥生は顔を赤くしながら答えた。

「飛鳥、弥生をからかい過ぎだ」

「え〜?あたしは真菜ちゃんと入ってもいいと本気で思ってたんだけどな〜」

「友達の姉と風呂に入りたいなんて思うか?」

俺はため息をついた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ