表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/549

3 如月財閥の友達

 家具が真っ白で窓から差し込む光に反射してまぶしい。透明感のある美しい空間は心が浄化されるようだった。

(こんな部屋に居たらそりゃピュアピュアな子に育つわけだ…)

薄暗い部屋に常にいる姉をここに連れていきたいぐらいだ。

「綺麗な部屋だな」

「ありがとうございます」

普通に瑞穂は嬉しそうだった。

(この子の前で変なこと考えるのはやめよう…)

俺は必死に心を落ち着かせようとした。

 すると、ノックの音がした。瑞穂が返事をすると扉が開く。

硝樺(しょうか)様がおいでになられました」

「はい。今向かいます!」

瑞穂が小走りで部屋を出たので俺もついて行った。

「硝樺さん、お久しぶりです!」

 玄関で一人の少女を迎えた。

「瑞穂さん、会いたかったですわ」

少女が近づき、瑞穂を抱きしめる。

(!?)

少女が背伸びをして瑞穂に口づけした。

(????)

俺の思考は停止した。

(俺はここに居ていいのだろうか)

急にいちゃつき始めたので自分の居場所に困った。

「あら?」

少女が俺の方を見た。

「あちらの方が瑞穂さんの…」

「お付き合いをしている三井さんです」

瑞穂も振り返り、笑顔で答える。

「は、はじめまして…」

「はじめまして。(わたくし)如月硝樺(きさらぎしょうか)と申します」

硝樺が礼をする。

「三井住菱です。はじめまして」

俺も挨拶した。

「三井…」

硝樺が小さくつぶやく。

「三井って、三井財閥の…!」

「はい。如月さんも如月財閥の方でしょうか?」

 如月財閥は正直に言ってしまえば、三井財閥や安田財閥より小さな財閥だ。しかし、それなりに大きな財閥なので知っている。

「はい。お会いできて光栄です」

また硝樺は礼をした。

「挨拶も済んだところですし、そろそろ私の部屋に向かいましょう」

瑞穂が前に出てまた部屋へ向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ