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11 ダンス

 ほどなくして曲が流れ始め、皆パートナーと踊り始めた。

 俺と瑞穂も踊っていると飛鳥の姿が目に入った。相変わらずにやにや笑いながら俺たちを見ていた。


 ダンスも終わったので、俺たちはゲストに挨拶しに回った。

 隣に居て話しているけれど、瑞穂と面と向かって話すことがしばらくできなかったのでもやもやした。

「やっと落ち着いたな」

一通り挨拶を終え、食事をしに向かった。

「ずっと歩いていて疲れましたね」

席に座って休憩する。

「食べながら休憩にしよう」

バイキングから食べたいものを取って座りながらゆっくり話をした。

しかし、

「おおー!瑞穂さん、住菱さん!」

「安田財閥のお嬢様に三井財閥の御曹司様!」

食事中もやたらと話しかけられて結局瑞穂と話せない。不満が募るばかりだ。

「もうすぐダンスの時間なので二人で踊ってきなさいな!」

おばさんに言われて仕方なくホールへ向かう。


「なんだか休憩した感じがしませんね」

瑞穂が苦笑いをする。

「どうしたら二人きりになれるんだろうな」

ホールに入ると中央でペアが何組かいた。俺達も混ざると、

パッ

突然明かりが消えた。しかし、静かなのでそういう演出なのだろう。

(おかしいな…)

踊り始めたが足音が全く聞こえない。俺と瑞穂の足音しかしないのだ。

 やっと明かりがついたが、俺達の動きを追いかけていてスポットライトのようだった。

(なぜ俺達しか踊っていないんだ)

周りから強い視線を感じる。これも演出なのか?その割には瑞穂が驚いたような顔をしているが。

 しかし、止まるわけにはいかないので踊り続ける。段々慣れてきて楽しくなってきた。

 俺達だけに光が当たっているので瑞穂に集中できる。やっと二人きりになれたような気分だ。

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