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4 堅苦しいよな
「あたし、どうしてこの家に生まれたんだろうってこういう話の時思うんだよね」
話が終わり、部屋を出た時飛鳥が言った。
「それ、何回か聞いたな」
「だってこの家にとって私は邪魔でしょ?」
「それも聞いた」
家族会議がある度、両親と飛鳥は揉め合っている。
「私だって普通の家に生まれたかった。普通に過ごした方が何倍も楽しいんだもん」
「確かにな…」
大きな財閥の家であるため、普通の生活とは異なる。それこそ、パーティーがあったり飛鳥が言われたようなマナーを守ることが重要視されたり堅苦しい日々だ。
「でも、一つだけよかったことがある」
飛鳥は立ち止まり、俺の方を向いた。
「住菱が弟ってことっ」
笑顔で俺の頬をつついた。
「俺は後悔してるけどな」
「も~ひどい!」
べしっと俺の腕を叩いた。
「痛っ。なんでそんな力は強いんだよ」
「え~?夜の運動してるからかなぁ?」
「黙れ」
飛鳥の場合、夕方からやっていることもあるのでやめていただきたい。
「住菱も早くやっちゃいなよ」
にやりと笑いながら耳元でつぶやかれた。
「まだ早いだろ」
「意外と早く襲ってほしいって思ってるかもよ?」
「いや、ないだろ」
俺は飛鳥から離れて部屋へさっさと戻って行った。




