表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/549

4 堅苦しいよな

「あたし、どうしてこの家に生まれたんだろうってこういう話の時思うんだよね」

 話が終わり、部屋を出た時飛鳥が言った。

「それ、何回か聞いたな」

「だってこの家にとって私は邪魔でしょ?」

「それも聞いた」

家族会議がある度、両親と飛鳥は揉め合っている。

「私だって普通の家に生まれたかった。普通に過ごした方が何倍も楽しいんだもん」

「確かにな…」

 大きな財閥の家であるため、普通の生活とは異なる。それこそ、パーティーがあったり飛鳥が言われたようなマナーを守ることが重要視されたり堅苦しい日々だ。

「でも、一つだけよかったことがある」

飛鳥は立ち止まり、俺の方を向いた。

「住菱が弟ってことっ」

笑顔で俺の頬をつついた。

「俺は後悔してるけどな」

「も~ひどい!」

べしっと俺の腕を叩いた。

「痛っ。なんでそんな力は強いんだよ」

「え~?夜の運動してるからかなぁ?」

「黙れ」

飛鳥の場合、夕方からやっていることもあるのでやめていただきたい。

「住菱も早くやっちゃいなよ」

にやりと笑いながら耳元でつぶやかれた。

「まだ早いだろ」

「意外と早く襲ってほしいって思ってるかもよ?」

「いや、ないだろ」

俺は飛鳥から離れて部屋へさっさと戻って行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ