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3 家族会議
「瑞穂ちゃんに会えるの!?」
家族で集まり、パーティーの話を聞いた飛鳥が声を上げる。
「やっとかー正直、もっと早く会いたかったけど」
「飛鳥。お前を連れていくには条件がある」
父さんが真剣な声で話す。
「は?」
飛鳥の顔が一気に険しくなった。
「今のお前を公の場に出すことはできない。お前の態度を人様に見せるにはお恥ずかしい」
「はぁ!?なにそれ意味わかんないんだけど!!」
飛鳥が立ち上がり、怒りをあらわにした。
「その態度や言葉遣いを改めなさい!お前は自分の立場を理解していない」
「あたしは立場とか気にしないで普通に生活したいだけなのに…あんた、何もわかってないよね」
「父親に対してあんたとはなんだ!!」
ついに父さんまで立ち上がった。
「おやめなさい。二人とも」
母さんが仲裁に入った。
「確かに、飛鳥の態度や言葉遣いは改める必要があります。しかし、それだけのことです。余計な話で中断しないでください」
「もういいから。あたし、戻る」
飛鳥が走り出した。
「待て。瑞穂さんに会いに行きたいのでしょう?まだ話は終わっていませんよ」
俺は手首を掴み、飛鳥を止めた。
「住菱が言うなら…」
飛鳥は引き返し、席に座った。
「では、話に戻る」
父さんが咳払い一つをして話し始めた。
それからはパーティーに関する費用やパーティーの内容などを確認しあった。




